このブログはこんな方にお勧め!!
・高専に興味がある中学生、小学生の方
・高専に子供が入りたがってる保護者の方
・高専のメリット、デメリットを再確認したい高専生
高専(高等専門学校)とは?
まず、高専がどんなとこかわからない方向けに高専について説明します。
高専は工業に特化した学生を養成するために設立された学校です。
また、5年制の専門学校です。
「え、専門学校?」と思った方も多いと思いますが、区分としては専門学校ではありません。
区分としては「高等専門学校」であり、就職などにも「高等専門学校」という枠があります。
最近は、某youtuberの影響もあってか、かなり有名になってきています。
高専のメリット
・就職や進学にめちゃくちゃに強い。
・若い年から専門的な技術を学べる。
・資格が取りやすい。
・学費が安い
・普通高校と比べるとかなり自由
・春休みが夏休みと同じくらい長い
就職や進学にめちゃくちゃ強い。
これは、佐世保高専の就職情報です。見てわかる通り、この中の多くの企業は皆さんも聞いたことがあるでしょう。求人倍率も33倍と非常に高いです。このことから、就職にめちゃくちゃ強いことがわかります。次に進学についてです。
これは、同高専の進学情報です。各高専の学科や年にもよるので知りたければそれぞれの高専のHPから見ることが出来るので是非見てください。そして、熊本大学や電気通信大など、名だたる大学に進学しています。このことから、進学にもつよいことがわかるでしょうまた、専攻科というのは、各高専の中の大学のようなもので、高専6年生のようなものです。
若い年齢から専門的な技術が学べる
高専では、高校生と同じ年齢にも関わらず非常に専門的な知識が学べます。
普通の工業高校でも、専門的な技術が学べますが、それとは、比べ物にならないほど高度な技術を学べます。また、実際に現場で、働いていたことのある教師が教えてくれることが多いので、非常に実用的です。
資格が取りやすい、学費が安い、春休みが夏休みと同じくらい長い
高専では、春休みが夏休みと同じ、またはそれ以上に長く、二月中旬から四月まで春休みです、一か月半程度ですね。その期間を有効活用して、資格の取得のための勉強ができます。資格を多くとっておくと、就職や大学の面接で、有利に働きます。また、多くの高専では、資格をとると単位を申請することが出来ます。単位は、余分にあって、悪いことはないので、多くの人が資格を取ります。
また、高専の授業料は、国によって定められており、入学から卒業まで、なんと、126万円です。公立高校の学費は平均して、135万円です。あれ、そこまで変わらないじゃんと思うかもしれませんが、高校は三年間で135万円に対し、高専は、五年間で126万円です。もちろん、寮に入ったり、部費を徴収する部活に入れば、別途お金が必要になりますが、それでもかなり安いです。
普通高校と比べるとかなり自由
髪を染めたり、ピアスをしたり、学校に任天堂switchを持ってったりとかなり自由です。この自由さの理由として、何もかもが学生主導になっています。例えば、僕の通っている高専の運動会は、なかなか斬新で、見ていて面白いです。その高専では応援合戦という伝統的な競技があり、めちゃくちゃ面白いです。ある学科はおさるのジョージのネタをやったり、電気系の偉人として有名な方の名前を使ったネタをやったり、下ネタ攻めをしてきたりと、かなり斬新です。ちなみに下ネタ攻めをしたクラスは過度なセクハラで失格になりました。そんなことをやっても、教師は、傍観します。何なら、学生と一緒に笑ってます。また、課題の量もかなり少なく、授業前にやっても間に合う程度です。
高専のデメリット
・普通高校と比べて、留年、退学が多い
・工業系の道意外に進むのは難しい。
・就職の際に大卒じゃないので給料が低くなる
それぞれについて説明していきます。
留年や退学が多い
確かに普通高校と比べると多いです。しかし、退学者の多くが寮生活や専門の科目に興味を持てなかったため自主退学したというケースです。また留年に関しても、課題をしっかり出して、ある程度勉強すれば、普通に単位は取れます。授業態度という項目はない高専が多いので、いくら授業中騒いでいても、しっかりテストで点数を取れば、留年はしません。高専の成績に関するすべての数字は自分で計算できるので本当に落単しません。先輩で、落単してしまった方に話を聞いたところ、課題を忘れて、そのままにしていたら先生も何も言ってこないので、課題点が0点になって、落単してしまったと聞きました。そのようなことがない限り落単はしません。
工業系の道以外にすすむのが難しい
高専は五年間をかけて、専門のことを学んでいくので、それ以外の職に就くのはかなり難しいです。また、高専は短大という扱いになっており、文系の大学は短大からの編入を認めていないところがほとんどなので、制度的にも難しいです。
就職の際に大卒じゃないので給料が低くなる
令和2年賃金構造基本統計調査より
大学院卒 月給25万5,600円
大学卒 月給22万6,000円
高専・短大卒 月給20万2,200円
専門学校卒 月給20万8,000円
高校卒 月給17万7,700円
となっています。
見てもらえばわかると思いますが月給で3万円ほどの差があります。
これは、高専卒と大卒を別々として、高専卒の給料を低くする企業が多くあるからです。
そのため、すこしでも、給料を高くしたいという方は、大学編入することをお勧めしています。
まとめ
今回はさまざまな高専のメリット、デメリットを紹介してきましたが、自分は高専に入学して、非常に良かったと感じています。理由は、とことん自由な環境が自分に合っているからです。
自分は小学校や中学校でかなり窮屈な思いをしてきたので、高専という非常に自由な環境がとても楽しいです。といってもなんとなく高専、行ってみるかぁという感じで自分は入学したので、皆さんもぜひ気負わずに高専という選択肢を考えてみてください。
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